「今の若い子は叱ったらスグ辞めちゃう!」
こんなお声は、
私ども求人営業担当者は週に2回は聞くお言葉です。
皆様も若者の育成について
試行錯誤された経験がある事と思います。
そんな中で、リクルートワークス研究所より
興味深いレポートが出されましたので紹介させて頂きます。
前提として、少子高齢化社会において
新卒の採用難易度は上がる一方です。
各企業様の努力によって、
新卒が入社後に各企業で過ごす環境は毎年改善。
基本的に「ホワイト企業化」が徐々に進んでおります。
【新卒】労働時間の推移
【出典】リクルートワークス研究所
【新卒】叱責された経験がない割合
【出典】リクルートワークス研究所
【新卒】職場環境
【出典】リクルートワークス研究所
上記の新卒者アンケート結果から見ても、
・「総労働時間」や「残業時間」は減少。
・上司や先輩などから叱責される事も減少。
・職場環境に対しての意識も
以前の世代よりも基本的にポジティブに感じている
など、多くの指標が高くなっており、
各企業様の努力が数値として表れている状態です。
【新卒】職場に対しての評価点
【出典】リクルートワークス研究所
総合的な結果として見ても、
実際に入社企業への評価点も他世代と比較して高く
「ホワイト企業化」は、
新卒にとってプラス影響が出ているのは間違いない状態です。
そんな中で、意外な所で、
実は悪化している指標がございます。
【新卒】ストレス実感
それは新卒者が感じる
「不安感」
「ホワイト企業化」が進むにつれて
年々高くなっているのです。
一体なぜなのか…?
その中身を見開いてみると
以下のように
「自己成長していない事への不安」
に対しての回答割合が高い事が判明しました。
【自己成長】へ不安が高い世代
コロナ禍によりDX化も進み、SaaSビジネスの台頭。
技術革新によって
ビジネス上のトレンドが刻々と変化する現代において
大手中小問わず企業の10年後・20年後の姿は見通せなくなっています。
そんな中だからこそ、若者が
「自分の社会的な価値を高めるスキル取得志向」
が高くなるのは必然の結果なのかもしれません。
「ホワイト企業化」と言うと聞こえは良いものの、
「叱ったら辞めてしまうし…」と正しい成長を要望を避けてしまうなど、
「ゆるすぎる」事に対してはネガティブに感じやすい世代とも言えます。
若手従業員の方に対して
成長実感を感じて貰えるように
・新入社員教育のコンテンツ整理の必要性
・教える側=「中間管理職/マネジメント側」の育成
・スキルUPと連動する人事評価制度の構築
・目標設定
・1on1の面談
・3年後/5年後に向けての継続的スキル向上
など今後の若手に対しての関わり方を見直す機会を作ってみては
いかがでしょうか。
当社でも
・初期教育研修
・中間管理職の育成研修
・定額制のオンライン研修サービス等
多様なお手伝いを実施しております。
ご興味あれば、ぜひご相談ください。