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【情報】アルムナイ採用の認知率と「退職者」が戻りたくなるポイントは?

アルムナイ採用の認知率と復職のポイントを解説。退職者の復帰を促すための具体的な対策を紹介します。

情報 アルムナイ採用の認知率と復職する為に必要なポイントは?


昨年、話題の「アルムナイ採用」について
まとめさせていただきました。


【情報】話題のアルムナイ採用とは?メリット・デメリット



今回は、
「株式会社アイデム 人と仕事研究所」より

イーアイデム会員の内、
昨年11月に求人応募した事がある
400名を対象としたアンケートの中で

「アルムナイ採用の認知率」

「退職した職場に復帰するのに必要な事」

に回答がございましたので
取り上げさせていただきます。

出展「株式会社アイデム 人と仕事研究所」https://apj.aidem.co.jp/enquete/430/

 


「アルムナイ採用の認知率」


 

この調査では、
「アルムナイ」という単語だけでなく、
「アルムナイ」
「カムバック制度」
「出戻り制度」

の3つの単語で
ヒアリング実施しております。


その結果は

アルムナイ採用制度の認知と利用率

「知っており、
 実際に利用したことがある」
 回答:3.5%

「知っているが、
 利用したことはない」
 回答:30.5%

「知らない」
 回答:66.0%
出展「株式会社アイデム 人と仕事研究所」https://apj.aidem.co.jp/enquete/430/

 

となっておりました。
「出戻り」という単語に関して
昔から存在している為、
もう少し認知率が高いかと思いましたが
約3割という結果でした。



注目すべき制度認知者の利用率



実際の利用者は「3.5%」
まだまだ少ない印象がありますが

認知者のうち
利用者「3.5%」+未利用者「30.5%」
=アルムナイ採用:認知者「34%」

と考えると
利用者「3.5%」÷ 認知者「34%」
=アルムナイ採用認知者の
利用率は
   「10.29%」となります。


「また自社に戻って来てほしい。」
と思える優秀な人材に
「アルムナイ採用」を伝え続ける事で
10人に1人が戻ってくる。

アルムナイ採用制度の認知者の利用率

この率を考えると制度を知らない
「約6割」に伝え続ける
価値があるのではないでしょうか。


制度を活かす為に必要な事



10人に1人が戻ってくるという
アルムナイ採用認知者の「復職率」

この「復職率」を引き上げる事が出来れば、
この取り組みはより効果的になりそうです。


前述の調査では
過去働いていた職場に「戻って働きたい」
と思うには
「何が変わっているとよいか」を聞いております。
※複数回答可

この回答では
1位:「人間関係」が44.3%
2位:「賃金」が30.0%
3位:「労働時間」が21.8%
4位:「知識や経験が活かせる仕事内容」が20.5%
となり、
5位:「戻りたいとは思わない」は18.3%
となっていました。
出展「株式会社アイデム 人と仕事研究所」https://apj.aidem.co.jp/enquete/430/

この5位の回答以外は
復職の可能性を持っている。

つまり「約80%」は、
退職した企業の条件が変われば
復職の可能性があるという回答となっており、
現時点の「復職率:10%」を
大幅に引き上げる事が出来る事を示しています。


では、この「復職率:10%」を引き上げるには
どのような対策が考えられるでしょうか。

 


1位:「人間関係」が44.3%


様々な統計やアンケートでも
退職理由の上位常連となっている
「人間関係」ですが、
非常に様々なケースが考えられる為
精度の高い対策が実施しにくい内容でありますが、
出来る事をまとめてみると。

退職時の理由を確認する
本音が出る可能性が低くとも確認は大事です。

全く別の退職理由の統計ではありますが
退職理由を「人間関係」と回答された方の
50%は「上司と合わなかった」と回答されています。

 

それを踏まえて確認すべき点として
・「ハラスメント」は無かったのか?
・「異動」の希望はないか?
・「評価」はどうだったのか?
・「やりたかった事」はなかったか?


→ これらを確認の上で、
・「勤務当時はできなかったけど、今はできる」
・「公平性・明確性のある評価制度導入」
・「新規の事業や商材の取扱い」
このような具体的対策が打てたタイミング等で
アルムナイ採用対象者に体制変更の広報してみましょう。

 

 


2位:「賃金」が30.0%
3位:「労働時間」が21.8%



この2点は単純に待遇面の不満となる為、
「給与」「福利厚生」の変更があった際。

・「テレワーク」「フレックスタイム制」
 「短時間正社員」「新しいシフト帯」の導入

これら、働き方における変更を実施した際だけでなく、
例えば、社内で利用している
・「システムの変更」「新規導入したツール」等も
効率的に働けるようになったと感じる事が出来る内容も
アルムナイ採用対象者に広報する事がオススメです。

 


4位:「知識や経験が活かせる仕事内容」が20.5%


 

こちらは人間関係にも記載させて頂いた
「やりたかった事」が出来なかった。
というタイプの方です。


一人一人がやりたい事ばかりを
叶える事は出来ないとはいえ、
実際に「やりたかった事」を聞いておくことで、
事業の変化に合わせて、
ポジションが出来た際に
「任せたい」と打診する事が出来る事が出来ます。


前述の通り
「自社の新しい事業内容」「新規商品の取扱い」等を
アルムナイ採用対象者へ広報してみましょう。


 基本は広報と対話



上記のように日々の広報は
アルムナイ対象者と
関係性を継続や
会社の期待値を上げる為に必要ですが、
基本的にアルムナイ採用で
戻って来てほしい人材は優秀な方の為
転職先で大事にされている可能性があります。
「今すぐ戻りたい人」ばかりではない。
という前提に立ち、
ご飯を食べに行く。
などカジュアルな対話をする機会を是非設けてみてください。

 

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人事評価制度の構築から伴走までお手伝いをしております。
ご相談ございましたら、
以下フォームもしくは
是非弊社の営業担当まで
相談頂ければと思います。

 

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