先日のブログにも記載させて頂いた
リクルートワークス研究所より
2023年6月3日に発表された
最新の就業パネル調査
この中で別のテーマを
本日はピックアップします
就業パネル調査によると、
現在雇用されて働いている就業者の
「51.1%」が、
会社からの指導だけなく、スキルUPや
自己啓発含めて全く学習機会を設けていない
と回答しました。
この数値は悲しい事に
世界の回答比較しても、最低レベルとなっております。
テクノロジーの進化速度に比例して
「経験」が活きる期間が短くなると言われる時代において、
従業員一人一人の日々、情報収集や学習は
企業の存続寿命を高める事に繋がります。
では、
どのような組織が
「 学び 」を能動的に出来るのでしょうか?
なぜ学ばないのか?
を知る
上記は、リクルートワークス研究所が追調査した
自主的に学びを行っていない理由の区分です。
一番多い理由が…
●学びの必要性を感じていない
という理由…
「そりゃ必要性がなければ学ばないよね!」
と思わず言いたくなる理由なのですが…
実際、募集させて頂くお仕事の中でも、
役割の最適化・仕組化が上手くいってるからこそ
個人の成果よりも組織の一員としての役割や責任が重視され、
・マニュアルや、指示通りに作業する仕事
・毎日ほぼルーティンワークの仕事
・上司から、事細かに指示されて考える隙間の無い仕事
・戦略が優れており、誰でも一定の成果が出る仕事
などなど、
少し立ち止まる必要性を求めないお仕事や、
仕事上で、成長機会を設けていないお仕事もございます。
ある意味仕組化が上手くいってる…。
では、
企業は「学び」を個人任せにしていいのでしょうか?
せっかく共に働てくれている従業員がテクノロジーの進化によって
代替させられるような不幸を産み出したくない…!!
という想いは大前提にございますが、
「学ぶ」必要性は感じているものの
●自分が今何を学ぶかわかっていない
という回答が1位に近いレベルで2位という結果。
「学び」の必要性を感じているものの
漠然と自分の成長速度に不安を感じていると
「このままこの会社にいてていいのかな?」と
退職事由にも繋がる可能性も高い点も鑑みると、
企業側も従業員に
「学び」を能動的にしてもらうメリットとして
・多様な役割考え方を持つ人財を育て、経営の安定化を測りたい。
・従業員の創造性やイノベーションの源泉として自主的な学習をしてほしい。
・潜在的なエース候補を発掘したい。
・従業員が貴社で働く事で成長を実感できる為、定着率が上がる。
などの効果は期待する事が出来ます。
ワーク実施のススメ
「 5F 分析 」で
学びの必要性を考える
では
●学びの必要性を感じていない
●自分が今何を学ぶかわかっていない
この2つの点を、改善しようとするならば、
多様なアプローチ方法があると思いますが
1案として、
「 5F(ファイブフォース)分析 」
を従業員さんで
実施してみてはいかがでしょうか?
「 5F(ファイブフォース)分析 」とは、
アメリカの経営学者である
マイケル・ポーター氏によって提唱された、
・新規参入の脅威
・業界内の脅威
・代替品の脅威
・売り手の脅威
・買い手の脅威
この5点の自社が直面する脅威を分析し、
競争上の優位性を見つけるためのフレームワークです。
本来は自社の事業計画の策定や
経営課題の抽出などを
思考する際に利用するフレームワークですが、
「 将来に対しての危機感 」
を実感するのに一役買う為、
是非、グループワークとして従業員さんで
実施してみて頂ければと思います。
※5Fシートや簡単なワークの流れはよろしければダウンロードして活用下さい。
求人広告の掲載はもちろん、
今回のような教育・研修サービスの実施も行っております。
求人から定着、戦力化まで
伴走させて頂ければと思います。
ご不明点ございましたら
是非弊社の営業担当まで問い合わせ頂ければと思います。