23年11月末に
リクルートジョブズリサーチセンターのレポート
「求職者動向・意識調査 2023」
の中から今回は気になるテーマ
求職者が
「ゆずれない条件」
「他がよければ妥協できる条件」
について
今回はアルバイト・パート編として
見ていきたいと思います。
まずこの調査に関しては
2023年9月に実施されたものになり、
・インターネットモニター対象
・全国15歳~69歳までの男女
・直近1年以内に仕事探し経験のある方
1万3038名の回答結果となります。
その際探した雇用形態では
正社員:48.6%
アルバイト・パート:38.0%
となっておりました。
今回はアルバイト・パート編となりますので
38%=4954名程の回答集計となります。
早速結果の方を見ていきたいと思います。
仕事探しにおいて「ゆずれない」
と判断された項目は…?
※複数回答有となります。
19項目中、
アルバイト・パート部門のトップ10
1位/60.4%:勤務日数(休日数)
2位/57.6%:勤務地
3位/57.0%:勤務時間帯
4位/55.9%:勤務時間数
5位/48.1%:通勤時間(通い易さ)
6位/47.5%:職場の雰囲気
7位/42.4%:仕事内容(職種)
8位/40.4%:就業形態
9位/32.5%:給与
10位/26.7%:会社の業種
となっておりました。
出展:求職者の動向・意識調査2023基本報告書 (株)リクルートジョブズリサーチセンター
前提として
「正社員」ではなく
「アルバイト・パート」という
働き方を選ばれている方々の為
休みや時間など
「働きたい時に働けるか?」を
絶対条件として探す方が多い様子。
一方で
「仕事内容」は「4割」しか
こだわっていない為
お任せするお仕事の魅力を
お伝え出来れば、
仕事探しにおいて
元々考えていなかった
職種への応募に「6割」は
動かせる可能性があります。
ただし年齢別のデータを見ると
15~24歳の若年層に関しては
他の年代よりも「仕事内容」を
絶対条件にあげる方が
50%を超えており、
他年代よりも10%程高く、
年齢が高くなるにつれて、
「仕事内容」にこだわる方が
減る傾向となっていました。
・年齢に応じた採用され易さ
・年齢による現実を知っている点
なども回答変化がありそうです。
また給与に関しては意外に32%と低めでした。
とはいえ、3割の方は給与が絶対ではありますが…
こちらも結果の方を見ていきたいと思います。
「他がよければ妥協できる」
と判断された項目は…?
※複数回答有となります。
19項目中、
アルバイト・パート部門のトップ10
1位/61.2%:給与
2位/49.8%:仕事内容
3位/47.4%:評価、昇給制度
4位/46.6%:通勤時間(通い易さ)
5位/46.5%:就業形態
6位/43.8%:職場の雰囲気
7位/43.6%:福利厚生
8位/42.9%:勤務期間(長、短期)
9位/42.6%:会社の業種
10位/40.2%:教育、研修制度の有無
となっておりました。
出展:求職者の動向・意識調査2023基本報告書 (株)リクルートジョブズリサーチセンター
先ほどの指標と反比例するような形ですが
先ほど取り上げさせていただきました。
「給与」「仕事内容」が1・2になっておりました。
しかし、よく考えてみると
全19項目のうち、もっと低い指標はありながら
こちらが「妥協可能」と上位回答された事を踏まえると
意識的に
「本当は欲しい/必要だけど、妥協できる」という
ニュアンスが詰まっているのではないでしょうか。
これらを踏まえると
求職者にとって
「給与」「仕事内容」は絶対条件ではないが、
「加点要素」として考える人が多い
と捉える事が出来るのではないでしょうか。
ここまでのお話しでアルバイト・パート採用において
◆休みや時間など
「働きたい時に働けるか」は最重要!
→ 幅を出来るだけ広げる
→ 伝わるように表現的にも細かく描く。
◆給与は相場を踏まえつつ、
そこまで高くなくとも応募候補には入る。
◆求人広告における
仕事内容の魅力は加点してもらえるように
原稿表現で伝える割合を増やす。
その他採用に関する
疑問やご相談は、
以下フォームもしくは
是非弊社の営業担当まで
相談頂ければと思います。