
Airワーク採用管理に
「日額設定」が登場。
【便利な点】と
【ご注意点】
「採用コストはできるだけ抑えたい。
でも、必要な分だけはしっかり出したい」
これは多くの代表者・人事担当者の方から
よく頂くお話しです。
そんな声に応える形で、
Airワーク採用管理(バージョン2.0)に
新たに追加されたのが「日額設定機能」です。
今までよりも
広告配信のバリエーションが増えたため
使い勝手も良さそうなこの機能ですが、
よく理解・読まずに設定すると
「想定より請求額が増える」
そんなケースが発生する可能性がある為、
注意喚起も含めて記事にさせて頂きました。
※基本当社にて運用お任せ頂いている皆様には、意図してご利用の判断頂かない限り、利用はしておりません。
ご自身で設定をされたい方向けの記事となります。
本記事では、
-
日額設定機能で何ができるのか
-
どんな求人に向いているのか
-
見落としがちな注意点
上記を採用実務の目線でわかりやすく解説します。
日額設定機能で何ができるのか?
日額設定とは、
有料広告の予算を「月額」ではなく
1日あたりの目安金額で設定できる機能です。
たとえば、
-
日額1,000円 = 月額換算で30,000円
-
日額2,000円 = 月額換算で60,000円
という考え方になります。
[1日の予算] × [ 30日]を月額予算として考えて
予算運用をAIに任せる機能となります。
※2025年12月時点
日額設定のメリット|
「配信の安定性」
広告配信が“月内で安定しやすい”
今までご利用頂いていた
・「期間予算」
・「月額予算」
にて広告を配信する場合
-
月初に応募が集中
-
AIが予算を前半で使い切ってしまう。
-
月後半はほとんど露出しない。
上記ケースが起こる事もあります。

応募が集中するタイミングに
予算を集中投下して応募集める動きは
悪い事ではありません。
一方で
・応募者は来たがターゲット外で
広告内容を改善したい。
・前半の応募者が辞退されてしまった。
そんな時に
後半に予算が残っていないと
改善しにくい状況が起こります。
一方、新しい
「日額設定」では…
「1日あたりの目安金額」
を基準に配信が調整されるため、
月初だけでなく月中~月末まで
比較的まんべんなく
広告が表示されやすくなります。

-
採用を急ぎすぎていない。
-
良い人を選んで採りたい。
といったスタンスの企業にとっては、
母集団を安定的に作り続けやすい点は
大きなメリットと言えるでしょう。
また「求人市場に母集団が少ない求人」
- 経験者や有資格者の採用
- 障がい者雇用など限定された内容
- 地方採用で求職者人口が少ないエリア
このようなケースには、
一気に求職者が動くと考えにくく、
前半集中で予算使うよりも
長いスパンで予算を使った方が
メリットが多いのでオススメできます。
>ここから要注意!!
日額設定で
起こりやすい誤解
使い方によっては便利な一方で、
最も注意すべきポイントは
「 日額の考え方 」です!!
<< 重要 >>
初月だけ「日割り」、
翌月以降は日割りされない
2025年12月現在
AirWork採用管理で
IndeedPLUSの広告配信する際の画面でも
上記の注意メッセージは記載されておりますが…。
日額設定は、
-
初月のみ日割り計算が自動適用
-
翌月以降「日額 × 30日」で月額計算
上記の設定となります。

例で解説しますが、
-
日額1,000円
-
開始日:11月16日(月途中)から配信開始
-
終了日:11月30日(開始した同月内)に終了
このケースの場合、
と日割りになり、
おそらく認識齟齬は起きにくい設定です。
終了日が、翌月以降
「月をまたぐ」に設定にご注意!
先ほどと同じ日額条件にて、
-
日額1,000円
-
開始日:11月16日(月途中)から配信開始
-
終了日:12月15日(開始翌月※月をまたぐ)
上記で設定した場合
AirWork採用管理のシステムでは
月をまたいだ時点で
12月の予算を
設定配信日数の15日間ではなく、
日額 ×「30日」
上記を12月の予算として運用します。

このケースの場合、
実際の配信期間は15日
であっても、
月予算/12月分:1,000円 × 30日 = 30,000円
となる仕様です。
-
15日間で30,000円を消化
-
実質「日額2,000円」相当になる
という状態が起こります。
結果として、
というケースもあり得るのです。
もし設定されたお客様が
11月の「15日間」
12月の「15日間」
合計30日 × 日額1000円
=「合計30,000円」だろう…。
と意図されて設定されていた場合
意図よりも高い請求発生する恐れがあります。
エラーのように見えますが、
サブスクのような形で掲載し続ける
クライアントも多い為、上記仕様となっています。
特に注意したい設定パターン
以下に該当する場合、
想定以上に費用がかかる可能性があります。
-
終了日が月をまたぐに設定している
- 配信中に日額を増額している
- 広告配信日の終了日を設定していない。
これらを避けたい場合は、
といった対応が必要です。
日額設定を使いたくない場合
前述の通り
基本当社にて運用お任せ頂いている
クライアントの皆様には
打合せにて、ご利用の判断頂かない限り
利用はしておりません。
もし、ご自身で設定をされる場合
意図しない日額設定になったら…?と
ご不安が尽きないと思います。
2025年12月現在
このような認識違いの
トラブル防止観点で、
AirWork採用管理上でも
設定画面は下画像のようになっており、
有料広告設定画面の右上
「簡易な設定」←→「高度な設定」の切替ボタンを
押さない限りは「日額設定」は出てきません。

また切替後の画面にも
「初月だけ日割」とは記載されておりますので
よく読めば理解出来るようにはなってはおります。
とはいえ
「注意事項をよく読まなかった」とならないように
ご自身で設定される際は、
申込時の内容をしっかりチェックしておきましょう。

まとめ|「便利」だからこそ、理解して使う
Airワーク採用管理の
「日額設定機能」は、
・期間中バランスよく広告配信したい。
というニーズには
非常に有用なアップデートです。
ただし、
「日額=必ずその金額で止まる」わけではないという点を
理解せずに使うと思わぬ請求につながる可能性があります。
設定前に、
この3点だけでも確認することで、リスクは大きく下げられます。
「自社の場合、どの設定が最適か分からない」
そんな時は、ぜひ一度ご相談ください。
採用成果とコストのバランスを見ながら、
最適な運用をご提案します。
また求人・採用活動や、
従業員定着などのお悩みご相談などあれば、
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