【採用担当者向け】面接の帰り道、求職者は何を考える?辞退を防ぐ「最後の30秒」
面接が終わって建物を出た瞬間、
求職者の頭の中はどうなっているでしょうか。
「あー、疲れた」と思いながら駅に向かう人もいれば、
帰りのコンビニで「合格祝い」か「残念会」か、
無意識にお菓子を選んでいる人もいるかもしれません。
面接は、部屋を出た瞬間に終わるわけではありません。
帰り道に残っている“面接の余韻”も、
その会社で働きたいかどうかを決める材料になっています。
📌 この記事を3分で読む / 記事の要点
面接は、質問が終わった瞬間に
終わるものではありません。
最後のひと言や見送り方、
合否連絡の案内まで含めた対応が、
求職者の「この会社で働きたい」
という気持ちに影響します。
面接後の不安を減らし、
選考辞退や内定辞退を防ぐためにも、
まずは最後の30秒を見直すことが大切です。
・面接の「最初」と「最後」が印象に残りやすい理由
・求職者が帰り道に感じている期待や不安
・面接時の違和感が、選考辞退や内定辞退につながる可能性
・面接の最後に伝えておきたい3つのポイント
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人は「最初」と「最後」を覚えやすい
帰り道に残っている“面接の余韻”も、
その会社で働きたいかどうかを決める材料になっています。
心理学には、
最初に受け取った情報が印象に残りやすい
「初頭効果」という考え方があります。
第一印象がその後の評価にも影響しやすいため、
面接では、受付時の対応や最初のあいさつが意外と重要です。
そしてもうひとつ、
最後に受け取った情報が記憶に残りやすい
「親近効果」と呼ばれる現象もあります。
一般的に、人は物事の最初と最後を比較的覚えやすく、
途中の情報は印象が薄くなりやすいとされています。
つまり面接では、
「最初にどのように迎えたか」と 「最後にどのように送り出したか」が、
求職者の印象を大きく左右する可能性があります。
面接の内容より、
最後のひと言が残ることもある
たとえば面接の最後に、
-
ひと言だけ
「今日はありがとうございました」
-
安心につながる伝え方
「今日はお越しいただき、ありがとうございました。
お話を聞けてよかったです。
結果は○日までにご連絡しますので、
少しお待ちくださいね」
後者の方が、帰り道の不安は少し軽くなるのではないでしょうか。
合否をその場でにおわせる必要はありません。
面接の最後に伝えたいこと
✅ いつまでに連絡が来るのか
✅ 次に何が行われるのか
✅ 今日来てくれたことを歓迎しているか
これらをきちんと伝えるだけでも、
面接後の印象は変わります。
「受かったか」より先に、
「ここでは働きたくない」と思った面接
🙋♀️私のアルバイト面接体験
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私も学生時代のアルバイト面接で
今でも覚えている出来事があります。
当時、アルバイト募集の貼り紙を出していたカフェに応募しました。
ところが面接では、“「採用しても、週1日くらいしか入れてあげられないよ」
というようなことを言われました。
お店側も、募集はしていたものの、
いざ応募が来ると少し困っているような雰囲気でした。実際、その後お店から連絡が来ることはありませんでした。「あ、これは落ちたな」
「というか、ここでは働きたくないかも」
細かな質問内容はほとんど覚えていません。
でも、「歓迎されていなさそうだった」 という感覚だけは
今でも残っています。
会社側からすれば 「正直に条件を伝えただけ」のつもりでも、
受け取る側には、それが
“歓迎されていない合図”として 残ってしまうことがあります。
まさに、最後の数十秒が
すべてを決めてしまった例だと思います。
求職者は「得られるもの」だけでなく
「失うもの」も考えている
この「最後の印象がすべてを持っていく」感覚は、
実はもうひとつの心理にもつながっています。
行動経済学には「損失回避」という考え方があります。
人は何かを得る喜びよりも、
同じ程度のものを失う痛みを強く感じやすい、
という傾向です。
仕事選びでも、
「この会社に入ったら、こんな経験ができそう」
という期待だけでなく、
「入社してから後悔しないかな」
「大切に扱ってもらえない会社だったらどうしよう」
「連絡が来ないまま待たされるのは嫌だな」
といった不安があります。
先ほどのカフェの例で言えば、
私が感じていたのも「ここで働けたら」という期待より、
「ここで働いたら苦労しそう」という
不安の方が大きかったんだと思います。
だからこそ面接では、
会社の魅力をたくさん伝えるだけでなく、
求職者が感じている不安や“避けたいこと”を
減らしてあげることも大切です。
面接の印象は、
選考辞退や内定辞退にも影響する?
面接の印象だけで、
選考辞退や内定辞退の
すべてを防げるわけではありません。
給与や仕事内容、勤務地、
ほかの企業の選考状況など、
求職者が辞退を決める理由はさまざまです。
ただし、面接で感じた不安や違和感が、
「この会社で本当に働いて大丈夫かな」
と考えるきっかけになることはあります。
特に求職者は、
「最初にどのように迎えられたか」
「面接中に大切に扱われたと感じたか」
「最後にどのように送り出されたか」
といった一連の対応から、
入社後の職場の雰囲気を想像しています。
つまり、
面接の最初と最後の印象を整えることは、
求職者の不安を減らし、
選考辞退や内定辞退を防ぐためにできる
対策のひとつといえます。
まずは、すぐに見直しやすい
「面接の最後の対応」から
確認してみましょう。
面接の最後にできる、3つのこと
難しいテクニックは必要ありません。
面接の最後に、次の3点を伝えるだけでも十分です。
来社への感謝を伝える
「本日はありがとうございました」と、来てくれたことへの感謝を伝えます。
今後の流れを具体的に伝える
合否連絡の時期や、次の選考について案内します。
質問が残っていないか確認する
疑問や不安を残したまま帰らせないことも大切です。
採用するかどうかを見極めることは、
もちろん重要です。
しかし面接は、
会社が応募者を選ぶだけの場ではありません。
応募者もまた、
「この会社で働いて大丈夫そうか」
を見ています。
面接中に何を話したかだけでなく、
帰り道にどんな気持ちが残るか。
次の面接、最後の30秒だけでも意識してみませんか。
それだけで、
帰りのコンビニで浮かぶ言葉が
「緊張したな」から
「感じのいい会社だったな」に 変わるかもしれません。
「感じのいい会社だったな」と思ってもらえる面接に。
最後のひと言や見送り方など、
応募者対応の見直しも
採用活動の大切なポイントです。
面接対応や選考フローに迷ったときは、
採用のプロに一度相談してみませんか?
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