運用広告のレポートを見ながら
お客様と振返りを行う事が増えて参りました。
今回は、レポートを見るときに
目が行きがちな
「クリック単価(CPC)」についてです。
上図のようなレポートを見た事がある方も多いとは思います。
AIrWork採用管理のシステムであればご自身で日々確認頂けます。
指標が色々並んでいるのですが、
一体どこを注目すればいいのでしょうか?
レポートはどこに注目して見ればいいの?
今迄のタウンワーク等の
掲載型広告の場合
色んな検索導線に対して、沢山ヒットして表示回数が多い方が良い。
その中で興味を持ってもらい、クリック率が高い方が良い。
自社の原稿閲覧後、より応募率が高い方が応募数が多い。
という形でそれぞれの数値が高い事に関しては全て良い事でした。
全ての指標が高ければGOODと単純でした。
一方でIndeed PLUS等の
運用型広告の場合
予算に対し、自社広告が閲覧される度に
クリック単価が費消されていく為、
表示される回数に「上限がある」と言うのが重要なポイントです。
その為、闇雲に誰にでも沢山クリックされていると
「応募率の高いコアターゲット」の閲覧数を相対的に下げる事にもなります。
・余計なユーザーにクリックされていないか?
・適正なターゲットに広告が閲覧されているか?
これらを測るには「応募率」を確認してみましょう。
indeedの平均的応募率は「0.5%」や「1%」と言われており、
応募率「2%」あると、良好な結果が出る指数と言えます。
つまり「応募率」が低い状態であれば
適正なターゲットから興味を持たれておらず、
無駄クリックが発生している状況と言えそうです。
ただし、
原稿閲覧後に求職者が目にする
諸条件(給与や待遇、休日数)が相場比較で低い場合
適正なターゲットに広告クリック頂いても、
応募率が低い状態は発生致します。
結論から申し上げますと
クリック単価は気にして下さい。
単純にクリック単価が安く入札出来ている状態
= 多くのユーザーに求人原稿を閲覧頂ける。
という事で、
応募率が多少低くても
クリック単価が低い=閲覧総数が担保出来る為
リカバリーできます。
クリック単価が安いのは良い事。
しかし、このクリック単価が高い事に
過度に反応する事は、厳禁です。
そもそもクリック単価は入札制になる為、
・採用難易度が高い職種。
・競合が非常に多い。
・有資格職で母数が少ない人を採用したい。
このようなケースの場合、自然と高くなってしまいます。
この入札はAIが
キャンペーンと呼ばれる、
「有料広告設定」において
事前に決定した「予算」 ÷ 掲載日数 と
その予算に対して割り当てた原稿数に応じて
最大クリックを確保出来るように調整していきます。
ここで注目したいのが「掲載日数」です。
今迄タウンワーク等の掲載課金型の広告の場合
掲載日数が長ければ、長いほど、チャンスが回ってきたので
「掲載日数が長い=良い事」
と考えていると実は危険です。
例えば
10万円という
同じ予算をかけても
2週間(14日)の場合は
⇒ 1日の予算目安:7142円
4週間(28日)掲載する場合
⇒ 1日の予算目安:3571円
のようにAIが考えてくれるようになり、
当然、1日の予算が低い場合
クリック単価を抑えて運用する形となります。
期間をコントロールする事である程度、
クリック単価の抑制しやすくなります。
「クリック単価安くなるなら良いね!」
と思われますが、
・強気に上位入札する場合と
・入札を抑える場合で言うと
訴求できるユーザータイプが変わってくる
イメージが以下図です。
いわゆる応募率の高い
即断即決で応募するタイプは
中々、下位表示まで回ってこない為、
結果的にクリック単価を過度に抑えようとすると、
「クリック単価は安くなった、応募が来ない…。」
なんて現象も起こって参ります。
その為同じ予算で
4週間掲載を2週間に短く配信する事で
「クリック単価は高いけれど、応募は沢山来た。」
なんて現象も起こりえます。
広告の掲載期間などの
プランニングでお困りの方や
相談したい等ございましたら、
以下フォームもしくは
是非弊社の営業担当まで
相談頂ければと思います。