求職者と面接後、内定を出したが
連絡がつかず、音沙汰なし…。
連絡ついても、辞退されてしまった…。
人事担当の方ならば皆さんご経験ある【 内定辞退 】
これは「 ゼロ 」にする事は困難ではありますが、
良いと思った人材を他所に流出させない為にも
【 内定辞退 】を減らす為のポイントを今回はお伝えいたします。
まずは、求職者側が
内定辞退をする理由から知っていきましょう。
1位 仕事内容・条件が合わない
2位 面接官の印象がよくなかった
3位 他社内定承諾をした
1・3位の外部要因はすぐに変えられるわけではありませんが、
2位の面接官の印象で内定承諾率が大きく変わる結果となっております。
実は「 他で仕事が決まった 」という外部要因よりも
面接官の印象で内定承諾率が大きく変わる結果となっております。
つまり
「 面接官も、求職者から面接されている 」
というのが大前提となります。
「選ぶ」事に集中しすぎて
「選ばれる」事に力を割いていない面接を実施していては
当然ながら、内定辞退が増加してしまいます。
では、どのような面接すればいいのか?
今回は「選ばれる」為の面接の流れについてお伝えいたします。
適正な面接時間は
「 約1時間 」と言われております。
■「選ばれる」行為として
1)「話しやすい場づくり」
2)「自社の仕事説明」
3)「応募者からの質問」
■「選ぶ」行為として
4)「職歴に関しての質問」
5)「転職理由の確認」
と分けて考える以下の割合で
面接時間配分を頂くとバランスよくお話する事が出来ます。
では各項目についてです。
1)「話しやすい場づくり」について
応募者の方にとって、面接はもちろん緊張するもの。
そこで最初に行うのが「心理的安全性」を担保する。
「場」を整える為のアイスブレイクです。
緊張状態でそのまま面接を行うと、
面接官の何気ない質問が
怖そう・厳しいそう等の印象を与えたりすれば
求職者が本心でお話頂ける状態ではなくなってしまいます。
応募者は面接では「最高の自分」を演じて来られるので、
本当の姿を見抜きにくくなっております。
応募者がありのままの姿を見せられるように「場」を整えることが大切です。
■具体的に実施する事
「答えやすい質問の後、共感」
「面接官自身が自己開示すること」を会話する事からスタートしてみましょう
・答えやすい質問
「WEBでの面接はもう何回か受けられましたか?」
「寒かったですね。暖房の温度あげましょうか?」
「ここまでの道分かりにくいので、迷われなかったですか?」
・自分の事
「面接は緊張しますよね。私も面接するときいつも緊張しています。
なので噛む時もあるかもしれないのですが、
お互いの事を知れる場にしたいと思っています。」
「面接での質問内容は悩みますよね。
私が転職面接の際は質問し過ぎてしまい、
面接官の方に質問時間を
別途頂くぐらいしてしまっていました。
ぜひ〇〇さんもなんでも聞いてくださいね。」
―アイスブレイクの例―
面接官:今日すごく寒いですよね。
求職者:そうですね。
面接官:寒いの得意ですが?
求職者:いえ・・・苦手です。
面接官:私もです!そんな中、面接にお越しいただきありがとうございます。
上記のように、
質問にお答え頂いた回答に対して共感をしやすい質問を投げたり、
応募者の回答に対して共感をしてみてください。
ここで互いに笑顔になっていたら、
場が作れているので転職理由などの質問に移っていきましょう。
2)「自社の仕事説明」
3)「応募者からの質問」
この2点で共通する大事なポイントは、
求職者の思考性や価値観を面接でヒアリングをしてから
求職者が求めている情報をお伝えしていきます。
「聞き難いだろうな…。」と
思う事をこっち側から伝えてあげることも大切です!
求職者側も「条件ばっかり気にしてる人に見られたくない」など
質問する事による不利な状態を作りたくない心理的な壁があって
応募者はほんとは知りたいけど
聞きたい事を飲み込んでいる事がほとんどです。
そういう事をくみ取って、こちらから伝えてあげることで
「 情報をオープンにしてくれる 」=「 信頼できる 」
と心理的安全性を感じる面接を実施する事が出来ます。
※唐突に伝えると違った方向に勘繰られることもありますので、
「入社した方々に本当は質問したかった
項目を聞いた中で上がっていた事をお伝えします。」
などの流れでお伝えしてみるのはいかがでしょうか。
ここまでが「選ばれる」為に実施する行為ですが、
■「選ぶ」行為としての
4)「職歴に関しての質問」
5)「転職理由の確認」
の中でも単純な3つの事で「 選ばれる 」ようになります。
それぞれ単純なことですが、意識して実行するだけで
印象は大きく変わります。
次回は、人財を見極めて「選ぶ」為のポイントをお伝えいたします。
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