人手不足時代において
スキマバイトの影に隠れてはいますが
話題の「アルムナイ採用」について
アルムナイとは
英語で「卒業生」を意味し
いわゆる、定年退職ではなく、
自主退職された方を、
再度雇用するような活動のことです。
前提として
少子高齢化社会で
優秀な人財の確保は困難な時代です。
スキマバイトは、そこを
「一人が複数の場所働く」
をテーマで解決に持ち込んだのに対し、
「もう一度働いてもらう」を
テーマにしているのが
「アルムナイ採用」です。
導入が広がる理由
アルムナイ採用のメリットとしては
即戦力の経験者で育成コスト不要
転職先で得たスキルを自社で活かす
自社の良さを理解し再離職率が低い
ネットの口コミ対策にもなる。
など様々な理由から現在拡大しております。
アルムナイ採用と意識はした事はない。
けれど退職者から相談を受けて雇用した
経験をお持ちの企業様も多いのではないでしょうか?
この退職者からの相談を
「偶然ではなく、意図的に」
発生させる為の取組を
「 アルムナイ採用 」
と呼んでいます。
アルムナイ採用が
広がる背景
元々、終身雇用制度が
当たり前化していた日本では
「転職」に対してのイメージも悪く
退職する方に関しての
ネガティブな感情が多かったです。
現在は、価値観の多様性が認められ、
会社に長く務めるだけでなく、
キャリアも作り方も人それぞれです。
転職するのも当たり前化しております。
リクルートワークス研究所の
全国就業実態パネルのデータによると
2023年 正社員雇用されている内、
転職意向がある人は
◆25~34歳の正社員においては49.9%。
◆35~44歳の正社員においては43.9%。
と現在正社員で働くうち半数近くは
転職は視野に入れながら働いているという結果です。
現在働いている半数は、
そのうち転職してしまう。
という前提に立つと、
せっかく成長した人財であれば、
「例え巣立っても、戻って来て欲しい」
と想える人財も、皆様の社内に
いらっしゃるのではないでしょうか?
ただ流出していく一方と考えず
戻って来てもらうという入り口を
各社が用意し始めています。
実際にやる事は?
退職者に復帰を促すために
各企業はどのような事をするのか?
大きく分けると
ルールの設計
退職者との繋がり
の2点の整備です。
ルールの設計
アルムナイをやってるからと言って
気軽に退職されてしまっては困ります。
このアルムナイ制度で
◆復職する場合のルール
◆対象となる人
を設定する事が大事です。
◆復職する場合のルール
主に復職する場合の任せる
仕事や給与設定は必要です。
アルムナイ採用のデメリットとして
辞めずに頑張っている従業員の不満
これが発生する可能性があります。
辞めずに頑張ってくれている従業員と
アルムナイ採用者で
不公平な格差が出ると、
エンゲージメントを下げる事になる為、注意が必要です。
一方でアルムナイ採用する方も、
スキルUPして戻ってきたのに
退職前と同じ給料では、退職した方も復帰を魅力に感じないのでは?
そこで必要なのは
給与決定基準を明確にする事。
・結果/成果
・保有スキル/任せる役割
・昇給する基準
を明確な人事評価制度を作ると。
復帰者には
・「退職後に得たスキル/経験/知識」
・「どんな事を任せる=役割定義」
これらを明確にすることで
例えば…
自社ノウハウの乏しい領域を
外部で得た知識で任せる
Z社に訪問型営業として在籍した人が、
退職後に、別会社でマーケティング領域で働き能力を得た。
Z社で戻る際に、
Z社内にノウハウがないマーケティング担当として働いてもらう。
など今までと違う領域で力を発揮頂くのも手です。
このようにスキルが明確に
アップグレードされた人財に対して
社内に明確な
スキルコンピンテンシー等
人事評価制度を設けておくと、
◆10年在籍。だけど、2年目から仕事ぶりの変わらないAさん。
◆2年在籍して大きくスキルUPして5年ぶりに戻ってきたBさん。
このような状況でも公平性を保ちやすくなります。
どのような人事評価制度を作ればいいのか?
こちらのご相談も㈱求人センターでは
請け負っておりますのでご検討頂ければ幸いです。
◆対象となる人
「活躍していた●●さん
戻って来てくれないかな~・・・。」
と思った事、皆さんあると思います。
「アルムナイ採用」を行う
対象人財の設定は必ず行いましょう。
・勤続年次観点 ・成果/結果観点
・トラブル抑止 ・貢献度合
・保有スキル
などに当てはまる方には声をかける。
と事前に決めておくことで、
既存従業員からも
「あの人なら、
戻って来てくれたら助かるよね。」
と納得感を作ることもできます。
・退職者との繋がり
アルムナイ採用で最も大事なのが
こちらです。
まずは退職にあたって
不満だらけで退職されては
戻ってくる見込みはありませんよね…。
前提として
「個人のキャリアは
会社に縛られるものではない」
という前提に立って、
退職する従業員にも、
「うちの経験を活かし、活躍してね!」と
気持ちよく送り出してあげましょう!
その上で、退職時。
自社の「アルムナイ制度」を説明し
繋がりを持ち続ける事です。
例えば
・数か月1回のペースなど自社情報発信
・SNSで専用コミュニティを作り運営
・アルムナイ専用のシステムの導入
・エージェントを導入する企業
など様々です。
ふとした瞬間に「戻る場所がある」
という事を示し続ける事で、
決断する一歩手前でも
相談が来やすい状況を作りだせます。
まだまだ「退職する人」に対して
ネガティブな感情をお持ちの方は多いですが、
「 巣立った人が、成長して戻ってくる 」
という状況を作れたら、ワクワクしませんか?
手間のかかる事も多い為、
正社員領域は、まだ大手中心ですが、
徐々に広がっています。
アルバイト領域のアルムナイ
こちらに関しては
正社員よりも圧倒的にシンプル!
背景として退職理由も、進学など
不満が大きい退職は少ない為です。
実施面でもシンプルな機能が、
スキマバイトのシェアフルで実装されています。
アルバイトさんが退職時に、
お店専用のQRを読み取り
スキマバイトアプリに登録頂く。
人手が必要な際に、
登録ユーザーにのみ限定公開して
スキマバイトの通知&限定求人掲載。
その中で都合の合う方が
スキマバイトスタッフとして
マッチングし単発や短期で復帰頂ける。
こちらは
比較的実施しやすい為、オススメです。
【 スキマバイト 】
シェアフル・タイミー等取り扱いしておりますので
お試し・ご相談ございましたら、
以下フォームもしくは
是非弊社の営業担当まで
相談頂ければと思います。